| おかみさんは地元の方。今お店がある場所で、お父様が三〇年間電気屋さんをなさっていたそうで、そこからお名前ももらいました。
ラーメン店開業を思い立ち、お客様に納得して出せるものが作れるまで五、六年はひたすら研究されたそうです。五、六年と一口に言っても、すごいことです。
なんとか形になったと感じ、開店して今年で十三年になるそうですが、それでも最初の十年は毎日が試行錯誤の繰り返し。今も、もっともっといいものをとの思いは、常にあるそうです。 |
| |
| 不思議なもので、チャーシューが少ないと思う時に限ってチャーシュー麺ばかり。ご飯が少なくなってくるとカレーばかりが出るそうです。
日々の生活も同じで、お母様のご容態が悪くなった頃に息子さんも怪我をなさるなど、お店を開いてからの十三年間、ご家庭との両立は並大抵でない忙しさだったようです。 |
| |
| お話があまりに大変そうなので「やめようと思われたことはないのですか」と、思わず聞いてしまいました。
「一度やろうと思って始めたことだから、そこはきちんとね」。
おかみさんは、自分でやろうと決めた事には何事にも全力投球の方なのです。 |
| |
| おかみさんの一番のこだわりは、麺・スープ・具のバランス。特にスープが命、絶対にごまかしが効かないといいます。
仕込みは深夜まで続きます。開店当初はお一人でやっていたそうですが、最近はだんな様も手伝ってくださって、麺について話し合いながらご一緒に仕込みをされるそうです。
今もお客さんが増えつつあるというお話も、おかみさんの人柄とラーメン作りにかける熱心さを思えば頷けます。
「時間も短いしそんなに利益が出ないのよ」。でも、「ラーメンは万人向けの食べ物だから高くしたくないの」。
人が大好きなおかみさんが、お客さんのことを考えて全力投球で作ったラーメン、おいしくないはずがありません。 |
| |
| 一口メモ |
| ・麺 |
中細ストレート麺 |
| ・具 |
チャーシュー、メンマ、
ノリ、玉葱みじん切り、根生姜の極細せん切り少々
直径一〇センチ超のチャーシューは肩ロース製。煮崩れる限界まで柔らかく煮込む。
メンマも手作り、しっかり塩出しした後に一つ一つ手で割き、三日間かけて作り上げる。 |
| ・スープ |
ゲンコツ、鶏ガラ、昆布、リンゴ、玉葱、カツオ節、他
カツオ節は厚削りの良いもの。醤油ダレには全て天然素材を使用。
二〇種類以上使用する素材は、下味をつけるなど一手間かけて大事に味をひきだす。 |
| ・系 列 |
特になし。独立店。 |
| ・一人当りコスト |
500円強
箸を持つやいなや「麺がおいしいでしょ?」とおかみさん。一見ごく普通の麺にも、おかみさんのこだわりが。
麺も、スープを吸いすぎると食べ終わる頃には伸びておいしくない。でんでんの麺は、十分にスープの味がしみ、しかも最後まで歯ごたえある麺です。
|
|
| |
| メニュー |
| でんでんラーメン |
500円 |
| のりラーメン |
600円 |
| メンマラーメン |
600円 |
| ねぎラーメン |
700円 |
| チャーシュー麺 |
800円 |
| ねぎチャーシュー麺 |
900円 |
| 大盛 |
100円増 |
| カレーライス |
600円 |
カレーライス&
ラーメンセット |
900円 |
| ライス 小 |
150円 |
| 中 |
200円 |
| 大 |
250円 |
| ビール |
500円 |
| 酒 |
350円 |
|