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平成19年6月
典代婁(てんだいろう)
窓に貼られた龍の絵、金色の模様が入った赤い提燈、黄色い房が風に揺れる。見るからに中華風なお店。
鮮やかな青磁の器に滑らかなミルク色、目にもおいしい胡麻プリンは胡麻の風味が生き、濃厚かつさっぱりした甘み。
今回紹介するお店は、ラーメン店というよりは中華料理店です。
中華料理と一口に言っても、広東料理、北京料理、上海料理等々それぞれに特色があります。典代婁は四川料理のお店。知名度こそ高くないものの、穴場の名店のようです。
今回のお目当ては、担々麺。
日本人の口に合うアレンジで中華料理を日本に広めた、故陳健民が師匠。お高いイメージの本格中華を庶民価格でいただくことができます。
典代婁の麺は日本で手に入る一般的なものを使用、スープがからむ細麺。
具は甜面醤と醤油で豚挽肉を炒めた肉味噌、水菜(または青梗菜等の青物)、ネギみじん切り。
担々麺は、等しく中華料理に端を発するとはいえ、日本で独自の発展を遂げたラーメンとは根本から違う。特にスープは、一見して色から違う。
風味の中心は胡麻から作られる芝麻醤と、ラー油。ダシに使われるのは鶏だけで、酢と醤油で味を調えてある。
他店の担々麺風ラーメンを想像していると、一口目は少し驚くかもしれない。でも、ピリ辛で癖になる味、きっと近いうちにまた体験したくなる。
日本の担々麺は、実は本場中国のものとはかなり違っています。これは前述の陳健民氏が日本人の口に合うようアレンジしたものなのです。
本場中国の担々麺は、汁なしです。
「最初に汁なしで出してた頃は、担々麺が全然出なくてねぇ」
師匠の長男で、今では中華の達人として有名な陳健一氏。彼の高校生時代を知るという店長さんは、日本版担々麺の生み出された当時のことを苦笑まじりに語ってくれました。もう四〇年近くも前のことです。
皆さんがご存知の形の海老チリや回鍋肉も、「中華の神様」陳健民氏が日本人用にアレンジしたものです。
炸醤肉末と麻辣
炸醤肉末とは、肉味噌のこと。中国語で炸醤は「味噌を油で炒める」、肉末は「挽肉」を意味する。
四川料理独特の辛さを表す言葉に「麻辣」がある。辣は日本の「辛い」とほぼ同義で、唐辛子の辛さ。一方、麻の字は、中国産山椒である花椒(ホアジャオ)に代表される「痺れる」感じの意。
と書くと甘党の方は恐れをなすかも知れないが、典代婁は年配のお客様も多いのでやや辛さを抑え、辛さのリクエストにも応じてもらえるので、ご安心を。
辛党の方は、思いっきり激辛でどうぞ。
一口メモ
・麺

一口メモ (担々麺)

・麺細ストレート麺
    
・具肉味噌、ネギみじん切り、水菜

肉味噌は、豚挽肉を醤油と自家製甜面醤で炒めてある。

・スープ(+タレ)

・具

 

・スープ(+タレ) 鶏ガラ、ラー油、芝麻醤、酢、醤油 他
 
調味料のラー油、芝麻醤等はすべて典代婁自家製。
・系 列 四川料理(中華)
中華料理を日本に広めた第一人者、陳健民の弟子。ちなみに、中華の達人として有名な陳健一は健民氏の息子。
・一人当りコスト 千円弱
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店内も、鮮やかな紅がところどころに効いていて中華風。唐辛子が枝についた姿も珍しい。机上に名刺大の地図があるので、お知り合いにもお店をお勧めください。
店長さんは日本人だが、中国的懐の深さを感じさせる方。調味料の発音が本場中国風。
事前に電話注文しておいていただければ、四川に限らずたいていの中華料理はご用意できます。汁なし担々麺も大丈夫。午後二時~五時頃なら、連絡もお食事もスムーズです。
お客様はほとんどが常連さんで、ご新規さんと思ったら常連さんの紹介だった、ということも多いそう。かなりの高リピーター率です。
中には、七年前の開店当初からのお客様で、週二回はやってくるという超常連さんも。
店長さんは修行時代からもう四十年の大ベテラン。知人を連れて行くのが自慢になるようなお店です。
ランチメニュー一例
(メニューは週代わりです)
麻婆豆腐(ライス・スープ付) 880円
咖哩鶏丁(ライス・スープ付)
鶏肉と野菜のカレー炒め
900円
毫油扇貝(ライス・スープ付)
ひも付き帆立貝のカキソース煮
950円
担々麺、半ライスセット 900円

中華スゥィーツ

杏仁豆腐

360円
芝麻布甸 胡麻プリン 400円

麺飯類

什錦炒麺
五目あんかけの焼ソバ
900円
什錦湯麺
五目あんかけのスープソバ
900円
什錦烩飯
五目あんかけのご飯
900円
海鮮炒麺
シーフードの塩味焼ソバ
950円
海鮮湯麺
シーフードの塩味スープソバ
950円
白飯 260円
メニューこの他多数あります。


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典代婁(てんだいろう)
場所 八王子市東浅川町513 《現地周辺地図
(京王高尾線狭間駅歩10分)
TEL:042-663-5118
営業時間 11:30~22:00
定休日 水曜日
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