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アサガオと下町の夏

アサガオ

突然変異が発端となって鑑賞品種としての改良が進み、夏の風物詩となった


アサガオ(朝顔、学名Pharbitis nil )は、小学生の夏休みの宿題には欠かせないヒルガオ科のつる性植物。奈良〜平安時代遣唐使が日本に持ち込み、江戸時代に突然変異が発端となって鑑賞品種としての改良が進み、夏の風物詩となった。遺伝学における格好の研究材料として体系化も行われている。江戸時代頃は、牛の引く荷車に載せて売られていたため牽牛花(けんごか)と呼ばれ、種は「牽牛子(けんごし)」としてすり潰して下剤として服用されたが、効能が非常に強いため現在はほとんど使われない。平安時代以前は “朝顔”とは特定の花を表す名前ではなく「朝に咲く美しい花」くらいの意味合いだったのだろう、ムクゲやキキョウなども朝顔と呼ばれていたらしい。
朝顔市で有名なのは東京の下町入谷で、牽牛花の名を牽牛・織姫伝説に掛けて、毎年七夕の前後3日間開催される。江戸時代、隣の真源寺・鬼子母神の参詣者が朝顔市に立寄っていく賑わいが、浮世絵にも残っているそうだ。
八王子市では毎年7月に「夏の風物市」が、JR八王子駅北口すぐの西放射線ユーロード、中町地区を中心に開催され、江戸風鈴、金魚すくい、飴細工などとともに『朝顔市』もにぎやかに開催される。
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