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ポインセチアとクリスマス

ポインセチアとクリスマス

宗教と無関係に楽しむ


クリスマスが近づくとどこの花屋でも鉢植えにされた物が見られ、毎年買った覚えはあるのに春までには行方が分からなくなっているという、典型的な季節物になってしまっている。メキシコ原産で、実は2〜3mにも育つ木。花びらがない構造で、花びらに見える赤い部分は葉である。葉の赤と緑のコントラストがクリスマスらしいという事なのだが、実質何の関わりもない。原住民(いわゆるインディアン)はこの樹液を解熱剤として利用していた。日本では、赤い葉が大酒呑みの猿様の妖怪・猩猩(しょうじょう)に見える事から、猩猩木(しょうじょうぼく)と呼ばれている。ちなみに犬が悪戯にかじったりすると、毒性があるのでご注意。過敏な子は嗅いだだけでかぶれる事も。
 クリスマスの赤はキリストの血の色、緑は永遠の生命を象徴すると聞いた。また緑は赤の補色になっていて、ヒイラギの葉と実の取り合わせやモミの木に赤い飾り等、要は最も調和が取れた色合わせである。ただ、日本人の好みでは概ね原色より中間色の方が人気が高く、その意味ではクリスマスは街の彩りまで異質な雰囲気がある。メキシコ産の植物を飾って宗教と無関係に楽しむ…。日本人らしいと言えば言えるか。
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