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タンポポと西洋化

タンポポ

西洋タンポポに駆逐され、交雑しつつある日本タンポポ


タンポポはキク科の植物で、ヨーロッパやアジアに広く分布する。日本の在来種と、ヨーロッパからの外来種に大きく区分されるが、昨今は交雑した中間種も広まってきた。日本では江戸時代を中心に園芸品種として改良が加えられていた時代もあった。漢方では蒲公英(ほこうえい)の名で使用され、根を乾燥・焙煎した「茶」もマイナーながら商品化までされている。名前の由来は、綿毛の様子が、「タンポ」(綿を布等で包み、墨を含ませて魚拓を作ったり、練習用の槍先につけたりする)に似ているからという説や、花の形が鼓を連想するので、鼓をたたく音「たん、ぽん、ぽん」の音からきているという説等がある。
その綿毛だが、落下させると1m落下するのに3秒前後かかるというデータがある。強い風が吹けば、相当な距離を移動出来る、典型的な生育域拡散型である。果実ごと鳥等に食べさせて運ばせるベリー類も拡散型だが、逆にアサガオ等の様に重たい種を根元付近にこぼしたり、ドクダミの様に地下茎で増える密集型もある。
拡散すれば、大航海時代の欧州大国の如く新たな生育域を開拓できるが、密集してコロニーを形成すれば、条件の良い土壌を代々占拠できる事になる。西洋タンポポに駆逐され、交雑しつつある日本タンポポに、人間の文化やお国事情が垣間見える…?
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