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サルスベリと加賀千代女

百日紅(サルスベリ)

あなたは、どちらの生き方を選ばれますか


サルスベリ(百日紅)はミソハギ科、中国南部原産の落葉高木で江戸時代初期に渡来といわれる。『恋人と百日後に逢うことを約束した乙女が、約束の百日目の直前に他界、その死んだ日の後に咲いた』という中国の伝説がある。日本では元禄時代の園芸書「花譜」に、「紅花が100日間咲く」と説明があり、“百日紅(ひゃくじつこう)”と呼んだ。また、木の肌が滑らかなので、猿も滑ることから“猿滑”と付いたとも言われる。 加賀千代女の詩に、「散れば咲き散れば咲きして百日紅」とあるように、門柱脇や玄関の一角、あるいは庭の目立つ場所に植えられて、咲き散った枝先から再び芽を出し花をつけながら、台風シーズンの間を咲き続け、秋の半ばまで私たちの目を楽しませてくれる。花は、紅色、白色や紫色で蕾(つぼみ)の先半分が裂けて花弁が出てくる。花言葉は「雄弁」。その花の華やかな咲きっぷりからきたものだと言われている。 同じく夏の花である朝顔(アサガオ)は、朝に咲く美しい花という概念で、「はかない一日花」であるのに、サルスベリは、「百日間も花を咲かせる長い生命」である。あなたは、どちらの生き方を選ばれますか。一花咲かせて後はゆっくりしたいというのはダメですよ。毎年、新しいことに挑戦して、幾つになっても美しい花を咲かせ続けていきたいものです。「散れば咲き散れば咲きして我が身かな」。
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