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第2回 刈込み(2)

 刈込みは一般に、側面から始めます。側面のサイズを決めたら、天端(てんぱ)(上面)に入りますが、方形(サイコロ型)等天端が平らで面積が広い場合は、気を付けなくてはなりません。刈った枝が残っていると、後で掃除が面倒になるからです。その為にトリマーには刃の反対側に、板状の枝受けがついている物があります。刈りながら、跳ね上がってきた枝先をこの枝受けで受けて、樹冠の外へ出すのです。枝受けのない物や、刈込み鋏を使用する際はあきらめるしかありません。どちらにせよ、刈り終わったら表面を箒でたたいたり、枝を振るったりして中に残っている枝ゴミをきれいに出します。残っていると、後で枯れた枝が目立ってぶち壊しになります。落ちた枝も(当然)きれいに掃除します。「何はなくとも掃除だけはきっちりやれ」とその昔、ヤクルトの古田似の師匠に教わりました。
刈り込み
 長く手入れをしなかった樹木は、最適な刈込み位置に太い枝が伸びてきて、そのまま刈込んだのでは太枝の切り口が目立って見苦しくなります。また、新しい枝は切り口から伸びる為、大きさを維持し続ける限り同じ切り口が覗いている事になってしまいますから、目立つほど太い枝は樹冠より若干深く切り戻してやらなければなりません。指ほどもある太枝を刈込み鋏で切ると刃を欠いてしまう事がある為、これらは出来ることなら前もって剪定鋏等で切り落としておきます。
 また、手入れを怠っていた樹木は、大抵懐の中(樹冠の内側、幹に近い部分)に枯れた枝を抱え込んでいます。これを放って置くと風通しが悪くなって虫や病気を招いたり、本来なら枯れた部分を補完してくれるはずの新しい枝の成長を妨げる事になります。神経質になることはありませんが、大まかにでも取り除いておきましょう。
 刈込みは、剪定と並んで緑地管理作業の基本的な手法です。「習うより慣れろ」と言いますが、失敗を怖がらずに積極的に携わって欲しいと思います。 (2006年1月)
月間専門用語

[主幹]  しゅかん

 本来は、仕事等で中心となる人物を指す言葉だが、ここでは「主」となる「幹」の事。樹木の形を表す基準に、幹が1本だけの「単幹もの」、2本・3本の幹からなる「2本立ち」・「3本立ち」、数本の幹で構成される「株立ち」というのがあるが、いずれの場合でも最も太くメインになる幹を指して「主幹」と呼ぶ。大抵、単幹の場合は主幹が樹冠の重心となるが、松の盆栽の様な傾斜した樹形のものはそうとは限らない。主幹はその木の中心である事は間違いないが、必ずしもその木の頂点が主幹の頂点となるとは限らず、ケヤキ等は副枝と呼ばれる分岐した枝が支配的で、主幹や主枝は途中ですべて副枝に取って代わられる。(最初に枝分かれした所までが幹、と言ってもいいかも)また、株立ちの木ではどれがメインということもない状態も多く、この場合は「主幹がない木」という事になる。
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第1回 刈込み(1)
第2回 刈込み(2)
第3回 剪定(1)
第4回 剪定(2)
第5回 剪定(3)
第6回 草刈り(1)
第7回 草刈り(2)
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