親孝行

私には、現在70代の父と母がおります。

私が東京で仕事をしておりますので、
現在は地元の福島県で両親2人暮らしています。

少し前までは年に一度帰省できれば良いほうでしたが、両親とも年齢を重ねていますのでここ2年位はなるべく顔を見せるようにお盆と年末は帰省するように心掛けています。

今年もお盆の時期は帰省しようと考えているそんな時に
両親から電話が入りました。

母親より「ゴールデンウイークは仕事休みじゃないの?帰って来れないの」との連絡に、仕事柄ゴールデンウイークはお客様が来店される可能性も高いためローテーションでの休みのため、「ゴールデンウイークは仕事だから帰れないよ」と返答すると、「じゃあ母さんが東京に遊びに行くからいつなら休めるの」とのこと。

一時、足のケガで身体の具合が悪かった時期もあり、今できる親孝行を考えていたところでしたのでタイミングが良いと思い、そこからは上京する母がどうしたら喜んでくれるかを考えました。

まず、自身の休みを調整し次に新幹線の準備、寝床の用意、最後に観光に行く場所の候補を決め母親の上京の準備を一つひとつ進めていきました。

まずは、親孝行として新幹線の切符を購入し内緒で送ることにしました。

案の定、切符を受け取った母からは感謝の電話をもらいまずは成功を収めることができました。

次は東京駅まで迎えにと考えたのですが、これは仕事の都合上行えず自力で八王子まで来てもらうため、電話でのサポートを徹底的に行いました。

まずは、地元の電車に乗る前に連絡し時間の確認、次に新幹線の乗車前に連絡し乗り間違いのないように乗る場所と時間を再度確認し、最後に東京駅に着く時間に連絡を入れ乗る電車の指示を行いました。

が、八王子の到着予測時間になっても姿が見えずに心配になり連絡したところ、“中央線あるある”で本人は分かっていませんでしたが、青梅線に乗車してしまい立川での乗り換えを知らなかった母は立川から数駅先まで連れていかれたようでした。

おかしいなと思った母は、近くにいた若い男性に八王子はあとどれくらいで着くのか聞いたところ、電車の行先違いに気が付いたとのこと。

困っていた母を、その若い男性は八王子までの行き方を親切に教えてくれて、どうにか立川まで戻ることに成功し、そこでも近くに居た方に行き方を尋ねたところ、乗る場所まで連れて下さったそうです。そのような方々のお気遣いのお陰で無事に八王子駅までたどり着くことができました。

世の中にはこんなにも親切な方々がいることに感謝し無事に東京まで来た母にお疲れさまと声を掛け自宅に向かいました。

そこから3泊4日の滞在期間中、横浜に観光に行ったり自宅で世間話をしたりと中々頻繁に会うことができない母とのんびりとした時間を過ごすことができました。

横浜観光では、連休中とのこともあり大勢の人でごった返しており歩くのも一苦労で足の具合が良くない母を心配しましたが、最近始めたハイキングのお陰で足腰が強くなっており問題なく散策が行えました。

中華街に行きお昼を食べようと思いましたが、どのお店も行列ができており天気が良いとても暑い日でしたので、なるべく直ぐに入れるお店を探し歩いていたところ、たまたま多少人が並んでいるものの数分で入店できそうな店を発見しお昼のお店が決まりました。

昼食はお店一押しの焼きそばのセットを注文しましたが、これがまた美味しく表面をたまごでコーティングし、外側をカリッと焼いた円盤状の焼きそばの中にあんかけが包まれているという斬新な焼きそばで、母もとても美味しいと喜んでくれました!

後で気づいたのですが、テレビなどメディアでも多数紹介される有名な焼きそばで、梅蘭 金閣の「梅蘭焼きそば」というものだったらしいです。

一息ついた後は、山下公園から赤レンガ倉庫までを散策し帰路につきました。

その後は、自宅で他愛もない話をしながら親子水入らずの時間を過ごしました。

母も楽しい時間を過ごせたのか、次はいつ来ようかなどと言っていたので満足してもらえたのかなと思っています。

帰りの切符を渡した際は少し寂しい気持ちにもなりましたが、母の満足げな顔をみると少しは親孝行できたのかなとホッとしました。

親孝行は自己満足だと思いますが、これからも出来る限り親孝行させてもらえるよう両親には長生きして欲しいと心から思います。

こんな親孝行の時間をくれた母親に感謝する出来事でした。

ちなみに、帰りは新宿まで送って行ったので予定通り帰ることができました(笑)

不動産事業部 小宅 裕一