銀河鉄道の夜

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は子ども向けに読書感想文や絵の課題として読まれていますが、私自身は本のタイトルしか知らないままでした。先日、銀河鉄道の夜のアニメ版映画を鑑賞する機会があり、ようやく銀河鉄道の夜の内容を知ることができました。主人公の名前はジョバンニで、空想好きですが、クラスメートからいじめられる少し控えめな子どもです。一緒に銀河鉄道に乗って旅をするのは、ジョバンニのクラスメートで、親友のカムパネルラ。旅の中では停車場の駅や列車の中でいろんな人と出会い、そしていろいろな出来事によって二人の考えの変化が進み、主人公ジョバンニはおとなしい性格から少しだけ前向きになる勇気を持って家へ帰るのが大まかな内容です。映画の感想は、とても美術作品の強いアニメ映画でした。美術系出身の私はこの映画の中の構成アイデアにとても感心しました。小さな点と制作関係者の文字の切り替え表示のフォントの見せ方で、アート要素盛り込んだオープニングで、すぐさま作品の虜になりました。しかし絵に夢中になりすぎ、物語でのセリフをよく聞いてなかったせいか、内容の把握をよくできませんでした。そこで後日、小説を読み、物語をしっかりと把握しました。銀河鉄道の夜のテーマは人それぞれに感じ取ることができると思います。物語の内容を書いてしまうとまだ観ていない方が先入観を持ってしまうので、あえて言いませんが、映画はどことなく寂しいような夢の物語を見ているような感じがしました。描写もとても良い色彩で見せ、印象を残します。アニメーションの映画ですが、是非この映画をおすすめしたいと思います。映画は30年以上前の作品ですが、古い作品の感じがなく、こうして観る機会があったことに感謝です。

映画を観た後ですぐに小説を購入しました。

嘉手納営業所 神谷卓哉