鳥取砂丘を後にした私たち一行は宿泊地である皆生温泉のホテルに向かい、夕方頃に無事到着しました。すぐそばに海が広がる素敵なホテルでした。資格試験の問題にあるホテルの設計給湯量の数値なんぞは勿論、すっかり忘却の彼方へと消え去ってしまった程ゆっくりくつろがせていただきました。
翌日、旅の目的地のひとつであった念願の出雲大社へと向かいました。本来は、関西でいう所のしあわせの村や万博公園や大阪城公園のような、家族でほんわかほのぼのと日向ぼっこに最適というような場所なのでしょうが、鳥居をくぐり抜ける際に一礼するという所作だけでも神秘的な別世界へ踏み込んだような清々粛々とした心持ちになりました。

境内を散策すると随所に可愛らしいウサギの石像がありました。それらも本来は、水木しげるロードでいうところの妖怪たちのようなものなのでしょうが、「古事記」にある因幡の素兎だというで、なんだか可愛いようないじわるなような痛々しいようなかわいそうなような・・複雑な気持ちになりました。

そんないじわるなウサギや兄弟たちの所業をも包み込む優しい大国主大神の「御慈愛の御神像」を見て感銘を受けながら優しい気持ちのまま拝殿や本殿を参拝できました。そして清々しい粛々しい気持ちで歩いていくと、有名な出雲大社の大注連縄がある神楽殿に着きました。
そこに偶然おられたツアー客一行のガイドさん(老齢の男性)の流暢なトークが聞こえていた為、しばし良い距離感でウサギの様に聞き耳を立て勉強していたのですが、突如、私たちとガイドさんの間を遮るかのように老齢の男性が私たちの真ん前に現れ、自然と出雲大社のガイドを始めてくれたのでした・・。

「出雲大社の大注連縄が余りにも有名なため、拝殿や本殿を参拝せずに帰られてしまう方々が多いということ。神楽殿の広さは270畳もあるということ。出雲大社に威風堂々と掲揚してある日の丸の大きさは約75畳もあるということ。そのポールの高さは47mで、それは平安時代の出雲大社本殿の高さとほぼ同じだということ。」・・・以下省略
しばらく楽しくガイドをうけているとこれまた突如、どこからともなく現れた奥方と思わしき女性が、サーっとガイドさんの手を引っ張っていくように人混みの中に消えていきました。私たち一行は「ありがとうございました!勉強になりました!」とお伝えしましたが、即座に互いに顔を見合せ「え・・・!!?」

『出雲大社におまつりされております大国主大神様は「〝縁結び〟の神様」として古くから信仰されていますが、これは単に男女のご縁だけではありません。人々を取り巻くあらゆる繋がりのご縁です。広く人々と幸せのご縁を結んで下さる縁結びの神様です。』(出雲大社HP「よくある質問」より引用)
あのお方が一体、何者?何様?神様?なのかは定かではありませんが、いずれにせよ私たちにとって本当に楽しく出雲大社の事を知れた勉強になった幸せな微笑ましい時間となりました。幸せのご縁を結んでくださりありがとうございます。「みなさんと出会えてよかったです。ありがとうございます。」そんな感謝でいっぱいの休日の旅でした。
建物総合事業本部 大阪支店・兵庫営業所 M.T


