友好祭の裏側

先日、お客様から8月に行われた
横田基地フレンドシップフェスティバルの話題が出て
『エイトさんがずうっとやってくれればいいのに。』と
お褒めの言葉をいただきました。
この言葉が持つ本来の仕事の姿勢を思い出し
当日の事を少しだけお話させていただきます。

横田基地では、日本の方々に基地の一部を開放して
楽しんでもらおうと毎年夏季に
横田基地フレンドシップフェスティバルが行われます。

基地には米空軍の戦闘機から輸送機、
話題のF-22戦闘機や自衛隊の戦闘機まで様々な飛行機や
ヘリコプターが展示され中には機内へ乗れるものもあります。
会場内には様々なお店が立ち並びアメリカならではの
ハンバーガーやステーキの食べ物から基地の限定Tシャツ販売、
おもしろいゲームまでアメリカの雰囲気をたっぷりと味わえます。

フレンドシップフェスティバルは、
毎年約15万人ちかくの方が来場し場内は大変混雑します。

さて私たちエイトは、その中で様々な業務を行っておりますが
特に大変なのは会場内の仮設トイレの管理です。
この管理の業務は本来ならば担当部署の
米軍事業部が対応するのですが、
部署外の先鋭達に声を掛けお手伝いをして頂きます。

朝9時に開門し何万人もの人がトイレを絶えず使用します。
これが特に大変な管理はでありまして
ペーパーは30分ごとに補充し、1時間ごとに清掃を行い、
汚れていればその場で対応をし、
トイレが詰まれば配管を外し対応し、
ドアが壊れればその場で修理を行い、
来場者が便器の中に携帯電話を落とせば
便器の中に手を伸ばし対応します。

私は監視見回りを行っておりましたが、
きつい、汚い、危険(危険は無いかな?)
いわゆる3Kの仕事ですが、
彼らは来場者からの相談を笑顔で受け答え、
喜んで即座に対応をしてくれていました。

当日は、業務前ミーティングで、会場内の当日のスケジュールを
リーダー達に花火の時間から航空ショーの時間まで、
また給水所の位置、案内所の位置まで
徹底的に頭に叩き込んでもらいます。

トイレの管理とはいえ、基地側の方だと思われることもあり
様々な相談に適時に対応できるように心がけております。

仕事は裏方で地味で決してかっこいいと言えるような
仕事ではありませんが、共に働いていただいた彼らと
同じ会社であることを誇りに感じるとともに、
フレンドシップフェスティバルの来場者、ひとりでも多くの方が
最後まで楽しい思いで過ごしていただき、
帰り際に『トイレも清潔で入りやすかったね。』と
皆様の会話が弾むような努力を今後もしていきたいと思います。

一部の方ではありますが、そんな彼ら(リーダー達)の
写真だけはかっこ良いものを掲載させていただきます。

専務取締役 門倉 裕

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