母の古稀祝い

先日、福利厚生休暇と有給休暇を利用し、母の古稀祝いとして家族で大阪へ旅行してきました。このような貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。

昔から働き者だった母は、私が子どもの頃からずっと忙しく、いくつもの仕事を掛け持ちしながら私たちを育ててくれました。学生の頃は反抗期で素直になれない時期もありましたが、今振り返ると、日々の小さな出来事の中に母なりの愛情が確かにあったことを強く感じます。

ディナーの際には、お店の方にお願いして誕生日プレートを用意してもらいました。それを見た母が、「子育てした記憶があまりないけれど、こんなにいい子たちに育ってくれてありがとう。幸せです。」と涙ぐみながら話したとき、胸が締めつけられるような思いとともに、深い感謝の気持ちが込み上げました。

今でも現役で働いている母。時間に追われる日々の中で、感謝の言葉をきちんと伝える機会をずっと後回しにしていたのかもしれません。

70歳なので体力が心配でしたが、疲れたとも言わず大阪の街を一緒に歩き、道頓堀でたこ焼きを頬張りながら笑う母の姿を見て、こんな穏やかな時間を作れて良かったなと思いました。

誕生日を祝ってくれたお店の方や、旅行期間中に子供たちの面倒を見てくれた姉の旦那様方、ありがとうございます。

母の笑顔を見られたこの大阪旅行は、私にとって“感謝を形にできた”かけがえのない時間になりました。

米軍・海外事業本部 N.T.