この度は、家内の誕生日休暇として 特別休暇をくださりありがとうございます。
家内の誕生日は 2月3日です。通常は節分となるため、年中行事を大切に励行する家内にとって 節分行事≧自分の誕生日 となり 節分行事のための巻きずし作りを優先することが常となっております。
昨年は、節分が2月2日となったため 当日は通常の節分行事を行い。2月3日の誕生日は、家内の年齢数字がゾロ目(十の位と一の位の数字が同じ歳)であったため、東京に出稼ぎに行っている 子供たちも呼び寄せ 一泊二日の温泉旅行で おおいに盛り上がった誕生会を実施することができました。
しかし、家内のお誕生日会は 前回のように毎年子供たちに会社を休ませるような無茶なイベントはもうやめておき、「普通に二人で祝う家内のお誕生日会(節分行事+家内のお誕生日会)」をどのように行うか考えあぐねておりました。
お気に入りの塩野温泉(甲賀市)に行こうと思っておりましたが、1月4日 家内がJR芦屋へ所用で出かけた際、歩道のインターロッキングが盛り上がっておりそれにつまずき転倒し足首を骨折してしまい、骨がくっつくまで4週間はかかるとの見立てです。
多少歩けるのであれば、温泉旅行でもよしと考えておりましたが1月31日現在 やはり松葉杖がなければ歩みもおぼつかない状況であったため、取りやめることといたしました。
私は、就職と同時に千葉に住み、その翌年には家内と結婚しそこに住み始めたため、現在神戸の街には学生時代に通っていた飲食店等はすでに廃業・歩いていた街並みも様変わりし 昔の思い出となるものはすでになくなっております。
お誕生日会の前々日、新聞のテレビ欄を見ていた時、「中華」という文字が目に入ります。そういえば以前 よく 私の父が連れて行ってくれた 神戸元町にあった「東明閣」のことを思い出しました。
そこで すっぽん を炒めた料理が出てきたとき まだ結婚をしておりませんでしたが家内が、非常においしいと何度も口に運んでおりました。少し間をおき家内の口から「すっぽん て どんな魚?」との問いに対し、父がすかさず『カメや、カメ!』との回答で、箸を落としたことを思い出しました。
東明閣は阪神・淡路大震災の影響で閉店、しかし兄弟店の「東天閣」はまだあると聞いております。
「東明閣」と「東天閣」は、ご兄弟でお店を営んでおり、「東明閣」の店主と父が友人同士であったため、私自身、今はありませんが 大阪マルビル「東天閣」で皿洗いのバイトもしたこともあります。
そこで、グランドメニューを見たところ「すっぽん」はありませんでしたが、絶品の「玉子春巻き」の記載はありました。よし、今年も2部制で、家内の誕生日当日は 家内に思い存分節分行事(巻き寿司作り・豆まき)を行ってもらい、翌日にこの「東天閣」で食事をして 昔を懐かしんでもらおうと企画しました。
家内の誕生日当日、さすがに毎年のごとく「巻き寿司」を巻かせることもはばかられ、今年は「手巻き寿司」にすることを提案しました。そうすれば 家内に椎茸の煮物のみつくってもらえれば 私が厚焼き玉子を焼き、キュウリを切り準備ができます。しかし 私自身「手巻き寿司」となると 海鮮もほしくなり、結局 家内をつれ スーパーまで マグロ エビを仕入れに出かけることにしました。ふと気づき肝心の誕生日ケーキを買わなければと思った時には洋菓子店は閉店しており、買い求めることは出来ませんでした。
夕食には、「手巻き寿司を恵方巻き」とし、後に「豆まき」を行い 節分の行事は滞りなくすますことが出来ましたが、誕生日を祝うケーキがないため、「誕生日ケーキは 明日 明日!」と 無理矢理 家内を納得させました。

翌日は中華料理の「東天閣」です。
事前に予約していた料理の他、やはり「玉子春巻き」は欠かせないもので入店後すぐに注文します。もう40年以上お会いしていない絶品の料理が目の前に現れると、すかさず「紹興酒ボトル。燗で!!」と注文し、春巻きを一口いただき 紹興酒を飲もうとすると、家内からSTOPがかかります。
そうです。感激のあまり 「お誕生日おめでとう!!」の乾杯もせず、飲もうとしていることを咎められたのでした。

帰宅後、「東天閣」が入るビルの洋菓子店で求めた一日遅れの「お誕生日のケーキ」でお祝いをいたしましたが、家内からは、「今回はあなたのお誕生日会やったネ!」と言われ、家内の誕生日にかこつけて 自分自身が一番楽しんでいたことに気付き つくづく反省いたしました。

今後、家内と二人で祝う 普通の誕生日会をもっと検討し、一年に一度 印象にのこる行事にすべく 熟慮する必要があると深く考えさせられる 今回の「家内のお誕生日会」でした。
家内と結婚し 早43年が経ち 2年後には「サファイヤ婚式」を迎えることとなります。
自分がやりたい事 楽しい事が、全て家内と同じと考えず、家内の目線で物事を考えます。
お母さん!今までありがとうございます。
これからは お母さんの目線で物事を考えていきます。
ゴメンネ!
建物総合事業本部 大阪支店 田中 裕士


