エイトには指定図書があります。
難しい本から易しい本まで幅はありますが、
心を養い新たな気づきを与えてくれる良書ばかりです。
珍しく朝に子供がよく寝ていて時間が空いた時に
新幹線お掃除の天使たち」(遠藤功 著)という本を読み返しました。
最近ではニュースでも取り上げられたりして、
帽子に花を飾って7分間で魔法のようにきれいに
お掃除するテッセイさんたちも広く知られる存在となりました。
お掃除が主役になるとはすごいことだと思っていましたが、
そう思っていた私の心や考え方が偏見を持ち固まっていたことに気づかされます。
エイトでも多くのクルーさんにお掃除の仕事をしていただいていますが、
お掃除の仕事というだけで、一般的にはあまり良いイメージは持たれません。
なかには消極的な理由からエイトで働き始める人もいるでしょう。
そうしたクルーさん達にもやりがいや誇りを感じて
お仕事してもらえているのだろうか。
綻び、色あせたサイズの違う制服では、見られて恥ずかしい思いをしてしまうだろう。
清掃道具が作業に合わず、苦労していないだろうか。
エイトの看板のもとで働くことを誇りに思っていただけているだろうか。
私は上司、同僚、クルーさんに心を配り感謝しているだろうか。
事務員である私は、ビルメンテナンスにおける縁の下の力持ちである
清掃クルーさんのさらに縁の下の力持ちになりたいと思います。
いつも寒い中、暑い中、がんばってくれているクルーの皆さん、
本当にありがとうございます。

建物総合事業本部 北片 真紀