「天橋立」原付二種で走破した

今年も実行 原付二種の旅です!!

原付二種の「しまなみ海道自転車道を走る旅」を実現させて頂いて以降、せっかく手に入れた「PCXのピーちゃん」をそのまま街乗りの買い物用にしてしまうのはやはり寂しい気がして、毎年 「原付二種の旅」を実施させて頂いております。

1年目は 播州赤穂への運転練習の旅

2年目は 小豆島一周の旅

3年目は しまなみ海道自転車道を走る旅(これは原付二種でなければできない素晴らし旅でした。)

4年目は ビワイチ(琵琶湖一周の旅)

5年目は 淡路一周の旅 (本州から渡船で渡ることができるのは、原付二種までです。)

「原付二種(125㏄以下)ならではの旅」を

いろいろ検索しておりますが、なかなか見つかりません。

一緒に原付旅を楽しんでいる友人(無理やり付きあわせている?)から「天橋立の中の道は125CCまでなら走れるそうやで!] の提案があり調べたところ その道は 「天橋立線」と名前のある府道で、生活道路とされており「自転車」「125CC以下のバイク」の通行が認められているとのことでした。

日本三景(松島・天橋立・宮島)の一つ天橋立の中の道をバイクで走れるとは、絶好の旅です。

 早速、「原付二種の旅」の計画をたてます。

 ・天橋立の中の道をバイクで走る。  

 ・天橋立の姿を 天橋立ビューランド展望所、笠松公園展望所の2か所から見比べる。

天橋立は自宅の神戸からは 140㎞の距離があります。

 自動車ならば 高速道路を使い 休憩を入れても3時間程度でたどり着く距離ですが、「原付旅」のため高速道路・自動車専用道路は使用できません。また、ある程度のんびり走行するのですが 体に風を受け体力が消耗することを考え 3回の休憩をとるため所要時間6時間の行程とします。天橋立12時着を予定して 朝6時の出発としました。

 当日は、あいにく前日からの雨が続き やっと6時30分に雨がやみ出発することができましたが、曇り空で非常に寒く、路面は濡れており滑りやすい状態です。第一休憩場所の三田市内のコンビニでは ホットコーヒーのカップを両手でつつみ暖をとります。第二休憩場所の「道の駅 丹波おばあちゃんの里」から 第三休憩場所の「道の駅 シルクのまちかや」までは 少し晴れ間も見え快適に走ることができましたが、そこから目的地 天橋立までは、季節はずれの台風により刺激された秋雨前線により 小雨が降る中を走り続けて やっと予定通り12時に着いたものの、到着と同時に雨は本降りとなってしまいました。しかし、雨は昼食タイムを小一時間ほどとっている間にやみ、天橋立ビューランド展望所にのぼった時点では 青空も見えるほど天気は回復しました。日頃の行いが 良いのか? 悪いのか? はさておき、目的の天橋立の松並木が先ほどの雨により洗われ鮮やかに対岸まで伸びている風景が眼下に広がります。「美しい!」

次は天橋立の中の道をバイクで走ることです。

天橋立の入口に行くと、「車両通行禁止(125CC以下の原動機付自転車は除く)」との看板が立っております。

この道を利用すると、対岸の笠松公園展望所までは約3.5㎞ の道のりですが、一般道では 約10㎞となります。さすがに生活道路として125㏄以下のバイクの通行が認められているのはうなずけます。

いざ 天橋立をバイクで走るぞ との意気込みで、ゆっくりバイクを乗り入れます。

天橋立の中の道は、徒歩や自転車で散策される方が多くいらっしゃいますが、他のバイクは確認されません。

皆一様に、「こんなところにバイクを乗り入れていいのか?」と言った顔をしているように思われます。途中 松の木を手入れされておられる軽トラックの方をお見掛けしたので 軽く会釈をすると返して頂けます。そのことから、125CC以下であれば お咎めはないものと自分に言い聞かせ バイクを進めます。

やはり、少々気の引ける走行でした。

 笠松公園展望所に登り 天橋立を眺めて見ます。こちらからの眺めは なだらかな曲線を描く優しい感じの景色です。天橋立には45年前にも家内と訪れた事があり、以前見た景色はこれだったと思いだしました。

 今回も家内と元気にこの景色が見られたことを 嬉しく感じ 記憶はあいまいながら昔話をしながら景色を眺めさせて頂きました。

 その後、天橋立の中の道をバイクで走行するのは気が引けるため 一般道を通るコースで帰路につきました。

日本三景の一つ 天橋立の中の道を バイクでの走行を許可してくださり 貴重な体験をさせていただいた 京都府様に感謝申し上げます。

(しかし、観光地へのバイクの乗り入れは以後控えようと思います。)

今回の原付二種の旅

45年前に訪れた私たちに 天橋立は変わらず同じ姿を見せてくれたことに感謝

また、45年以上も付き合い 今回もバイクの旅をともにしてくれた 

家内の健康にも感謝することといたします。

建物総合事業本部 大阪支店 田中 裕士