もう半袖のTシャツで、汗をかきながら通勤している時節柄
「スキーの話しは、もうないやろう!」
と、お叱りの言葉もあるかと存じますが、あえて投稿させていただきます。
夕張「マウントレースイ スキー場」
・道路事情がよく千歳空港からあまり時間がかからない。
・ゲレンデ整備が行き届いている。
・横幅が広く、難コースがない。
・スキー客はあまり多くない。
そのためか、自衛隊の冬期スキー訓練の場所であり、各地の駐屯地のから訓練に来るそうです。
自衛隊員は、人員輸送車7台でやってくるそうです。
スキー訓練は3日間のプログラムで、9時~15時の工程で
1日目:講習・滑走訓練
2日目:講習・滑走訓練
3日目:検定・自由滑走訓練
となっているらしいです。
訓練の休憩時間ともなると、ゲレンデ内の食堂および喫煙所は、自衛隊員で溢れております。
喫煙所に入ると、9人の自衛隊員がおりまして、せっかくだからと思い、話しかけてみました。
【喫煙所での自衛隊員との会話】
<私> <自衛隊員>
・どこから来てはるん~? : 千歳空港付近の駐屯地から来ました。
・皆北海道の人~? : 私は関西方面の出身です。
・みんな、ヘタッピ(あまりうまくない)やけど? : それなりに経験のある者もいるけど難しくて。
・なんで? ・・・

◆◆◆ヘッタッピには理由があった!!!◆◆◆
自衛隊員のスキーは、普通ではなかった!
【スキー板について】
・スキー板:裏面が鱗のようになっており、多少の斜面なら上ることができるもの。
・ビンディング:通常のシューズで履けるよう、つま先のみ金具と皮バンドで構成されている。
※普段の訓練用のシューズで簡単に装着でき、かかとは自由に動く、「おもちゃ」のようなビンディング
【理由】
<<スキーを履くときも靴は、普段訓練で使用するシューズでスキーを履かなければならないから>>
・いつでも任務を遂行出来るよう、動き易い靴を常時着装
・その靴で、雪山を行軍するためのスキー板着装
の訓練だそうです。
そのため、かなり滑走が難しく、熟練するまでは「スッテンころりん!」だそうです。
他のスキー客の見ているなか、まるで初心者のごとく、初歩からの練習を行い、度々こけることを繰り返す。
(少し恥ずかしいと思うところもあるそうです。)
同じ関西のイントネーションでの会話の中で、ぞんざいな言葉で「ヘタッピ」とゆうたけど
日々訓練をし、我々の安全にご助力してくれている自衛隊員達なのでした
『ヘタッピていうて、ごめんなさい。いつもありがとうございます』
あまり活躍の機会がない方がうれしいけど、今後ともよろしくお願いいたします。
建物総合事業本部 大阪支店 田中 裕士