結婚記念日 39th

今回の結婚記念日は二部制でお祝いをさせて頂きました。

 第一部は年中行事の一つであるキャンプと、第二部は高校時代からの友人たちとの「おこパー(お好み焼きパーティー)」を行うこととしました。

 第一部のキャンプ

キャンプは実生活の喧騒から離れ、焚き火を眺めゆっくりとした時を過ごすことのできる行事であり、普段の生活にはない夫婦間の会話ができる機会でもあります。

 今回は、娘の幼稚園時代に同級生であった男の子のママ友とその娘さん、それと私ども二人の2組でのキャンプを行います。場所は琵琶湖畔「六つ矢崎オートキャンプ場」で目の前に広がる湖の向こうには山々が連なり雄大な景色が望める素晴らしい場所です。

 自然の中でゆったりと過ごす目的で10時過ぎには現地に到着し、テント・タープの設営をすませ、お昼前にはキャンプ開始の乾杯を行うことができました。

 カップラーメンで少し腹持ちをさせ、私のキャンプ飯作りが始まります。

私のキャンプ飯は特に炭火や焚火料理にこだわったものではなく、キャンプ場が電源サイトであれば炊飯器やオーブントースターも持ち込む普通の「おつまみ料理」です。

 しかし、ここのサイトは電源がないため、バーナーコンロを使用しての調理です。

 ※普段は家庭用カセットコンロなのですが、同行者がいるため格好をつけ野外用のバーナーコンロを使用しました。

メニューは、

・牛肉の玉ねぎスープ

 ・ポテトチップスのゆで卵サラダ

 ・じゃがいもと玉ねぎのオムレツ

 ・レトルトソースを使ったスパゲティー

 ・前の晩に買ったかつおを使った塩たたき

料理は小一時間で完成し、いざ語らいの時間となりました。

         

同行者が娘の幼稚園時代のママ友のため、会話は娘・息子の近況ならびに昔ばなしに花が咲きますが、ママ友の娘さんも同席しているため話はそこそこで切り上げ、ママ友の旦那様の話・私の失敗談がメインの話題に切り替わります。

 ママ友の旦那様のお話の場合は当事者がここにいないためさほど問題がありませんが、私の失敗談となると目の前にいる者としては気が気ではありません。

 私としては言い訳をするたびに「失笑ともいえるウケ」を獲得することが精いっぱいで、当然酒量も増え美しい星空を眺めながら早々にダウンしてしまったようです。

 そのため翌朝は夜明け前に目が覚め、絶景の琵琶湖畔で朝日を迎えることができました。

この場所からの朝日は、湖面の波もキラキラと輝かせ太陽からの光の道が湖面に現れる幻想的な景色を見せてくれます。美しい景色のなかコーヒーを飲みつつ、いつもの二人だけのキャンプとまた違った楽しい時を過ごさせていただいたことのありがたさをしみじみと感じました

         

  第二部の「オコパー」 

キャンプから戻りそのまま勤務に就き、翌日は高校時代からお付き合が続く二組のご夫婦との「オコパー(お好み焼きパーティー)」です。通常は2か月に一回のペースで飲み会を行っておりましたが、昨今の諸事情のためしばらく休憩をしておりましたので、「わしらの結婚記念日や~!」と皆に訴えお集まりいただいた次第です。

 ご主人は二人とも高校一年生の同級生で、その奥様方もいつの間にやら共に語らい、遊び、今では何も気にせずつき合える友人となっております。

 今回のオコパーの招集のうたい文句「わしらの結婚記念日や~!」は、さすがに皆にはインパクトがあったのか、会の開始時には立派な花束の贈呈式を催していただきました。

 

当然話題の切り出しは、私ども夫婦のなれそめ話からとなります。

 家内は、高校1年生の時から同じクラスでした。

高校は県立高校ですが、「自治」「自由」「創造」を教育理念として個性の伸長を目指した教育方針のようでした。そのため、夏には野外活動、秋には体育祭と文化祭を合わせた個性的な趣向を凝らした「記念祭」という行事がもたれており、その中で個人の「自主・自立」を形成する狙いがあったのでしょうか、とにかく「個人個人の意見をまとめて発案」そして「皆で成し遂げる」との意識を強く根付かせるもので、中学時代とは異なる楽しい日々を送らせていただいておりました。

特に記念祭は高校のメインイベントで、各クラスで櫓組の観客席作り・それに各々趣向を凝らした飾り付けを行い、その出来映えを評価するものもあり、各学年、各クラスは数ヶ月前から、計画・製作・設営に取り組みます。その作業は、男子は力仕事、女子は装飾で、皆個々の役割を自覚し夜遅くまでクラス全員一丸となっての作業を行いました。

そんな中、高校2年生の時に「高校1年生の記念祭を振り返っての会」で今回来訪の友人一人ですが、私が家内のことを好意に思っていることを知っており、執拗な誘導と思われる会話を繰り返します。そのことがきっかけで家内とお付き合いをするようになり、今の私ども夫婦が存在する感謝すべき出来事でした。

今回の「オコパー」でもその友人は、その時に誰々が参加したか、何を食べて会を催したのか、こと細かい状況や、また私が放った言葉も全て覚えておりそれを話します。

私にとっては恥ずかしことであり、懐かしい一コマであり、結婚記念日の今日にふさわしい話でもあり、いつまでも忘れてはいけない事実として認識しておきたいものでした。「ありがとう黒田!!」

期待通りのお話のあとは、いつもの飲み会です。

おいしいお好み焼きと、美酒に酔いしれる快い時が訪れます。

会の中ごろに、なんと昨日ご一緒した娘の幼稚園時代のママ友の旦那様(同じ高校の後輩です)が出張から戻ったとのことで、今回の会「わしらの結婚記念日や~!」の話を聞きつけ夫婦ともどもご参加くだり、いつもの飲み会に輪をかけて大いに盛り上がり、高校の話、予備校の話、バイクの話、車の話、キャンプの話等、とりとめのない話が延々続きます。

  

結局、私どもの結婚記念日の二つのイベントとも【単なる飲み会】となってしまいました

でも素晴らしい時を過ごせたことは言うまでもありません。

皆様ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

建物総合事業本部 大阪支店 田中 裕士