お気に入り居酒屋の店主に次に紹介いただいたのは[大黒屋光太夫]という本でした。
タイトルも含めてどんな作品か皆目見当もつかなかったのですが、おすすめされたら読まなければ!という一心のみであらすじも全く入れないまま読み進めてみました。
これが面白い!前回同様吉村昭氏が著したノンフィクション作品なのですが、これも一瞬で読み終えてしまうほどの迫力で、読み応えが満載に詰まったものでした。
個人的には全くあらすじを知らないまま読み進めた方が面白いと感じたため、今後読む方のためにも内容は伏せておこうと思います。。とともに、二作に亘り最高な作品をすすめてくれた店主に改めて感謝いたしました。
ここでふと、こんな良作を生み出しているこの著者がすごいのではないか?と思い同氏について調べたところ、記念文学館があるほど有名な方で、自分の無知蒙昧さに恥ずかしくなりました。。。
という経緯も相まって、同氏をもっと知りたいという思いから、もう一作読もう!と思い立ち、たくさんの作品群の中から、[ふぉん・しいほるとの娘]という本が目につき、購入しました。長編のため中々読了に時間はかかりましたが、史実として詳細に書かれたこの作品も大変自分にとって良いものになったと実感いたしました。江戸時代後期から末期にかけて長崎の出島あたりを題材に始まる本作品ですが、幕末に活躍する多くの偉人も話に絡み、様々な観点から歴史を知るうえで、こちらも人におすすめできる良い作品だと感じました。
すっかり同氏のファンになってしまったので、時間を作って荒川区にある記念文学館にも行ってみたいなと思いました。また、同所には少数ですがグッズも販売しているようなので、知るきっかけを作ってくれた店主にお土産を買って恩返しできればと考えております。
また、このブログを見て、[大黒屋光太夫]を読もうと思った方は、是非あらすじは見ず読み進めていただければ嬉しいです。
※結構有名なのでご存じの方も多いかもですが、、
色々な時代、人を教えてくれた同著者に心より感謝申し上げます。


事業統括本部 白栁瑛人