猿廻し芸

先日、たまたま訪れた神社の敷地内で「猿廻し芸」の公演を見る機会がありました。
はじめは軽い気持ちで立ち止まったのですが、その可愛らしいお猿さんの一挙一動に、気がつけば目も心も釘付けにされていました。

竹馬に乗ったり、綱渡りをしたり、トレーナーさんとの息ぴったりの掛け合いで笑いを誘ったりと、その姿は本当に見事でした。でも、それ以上に心に残ったのは、お猿さんの表情と、トレーナーさんの眼差しに込められた「信頼」でした。ただの芸ではない、尊い“関係性”を見せてもらったような気がしました。

観終わったあと、なんともいえない温かい気持ちに包まれました。お猿さんの一生懸命な姿に癒やされ、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。こういう演目には賛否があるのは見聞きします。しかしつい忘れがちな“命のつながり”や、“動物と共に生きるということ”。今回の猿廻し芸は、そんな大切なことを思い出させてくれました。

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