深夜の贈り物

5月11日(日)は母の日でした。

毎年母の日はお母さんに何かしらプレゼントを贈っています。今年は実用的なものがいいかなと考えていたのですが、最終的に母が好きなお花にしました。以前、鉢植えのカーネーションを贈ったのですが、水やり等世話が大変なのと枯れてしまった後の処理に困ったということで今年はプリザーブドフラワーにしました。

プリザーブドフラワーとは特殊な保存液をしみこませたお花で、生花のような瑞々しさを水やりなしで何年も楽しめるというものです。

昼休みに近くの百貨店へプリザーブドフラワーを買いに行きました。4種類ほどの小さなお花のコンパクトな花束にしました。母の日の贈り物ですと言うと店員さんがリボンとメッセージ付きのカードをつけてくれました。カードのメッセージは

「お母さん、いつまでもお元気で」

その日は朝から夜遅くまでの勤務だったので、帰宅した頃は日付が変わっていました。私の帰りを寝ずに起きて待っていてくれた母にプリザーブドフラワーを渡しました。

「ごめん、日付が変わってしまって」

母は少しびっくりした様子でしたが、すぐに笑顔に変わりました。

「お母さん、ありがとう」

そのお花は母の部屋のテーブルの上を今も華やかに彩っています。

                        建物総合事業本部 大阪支店 Y.M