「苦境や厳しい試練にあるとき、はじめて意志や節操が頑固な人であることがわかる」
ある本を読んでいる際、この一語に出会いました。
「人生は思いどおりにならない。 これが世の中である。組織に於いて、信念を貫こうと、大勢に従って自分を曲げようと、結果は必ずしも期待し通りにはならない。百人いれば百の思惑と利害があり、さらに運という不確かで理屈の及ばざるものが絡み合って、私たちの人生は翻弄される。僥倖に恵まれれば喜色を浮かべ、運の加護に手放しで感謝するが、意に反した結果であれば、『なぜだ』と憤懣をいだく。人生の失敗とは失敗そのものにあるわけではなく事実を事実として受け入れることのできない自分にあり、それに気づくか否かで、その後の人生展開は大きく変わっていく」
一部文章は変えさせて頂いておりますが、
別の本にはこのようにも記載されていました。
困難に直面した時、なにかと周りのせいにしてしまいがちな私にとって
いかにそれが間違っているかを痛感させられる文言でした。
一方で、「ピンチの時こそ堂々と」という自分の中の一つの格言と
相似していると感じました。
「ピンチはチャンス」とはよく言ったもので、目の前に繰り広げられる数々の事象について、いかに前向きに考えられるかというのは自分にとって永遠のテーマだと考えています。
おかげさまで日々こういった状況が自分の目の前におかれていると感じていましたが、周りの人にとって見れば実は些細なことであったり、実際悩んでいても前に進むしか道がないということが、仕事に限らずプライベートにおいても多々あります。ただそれは「自分を成長させるポイントだということ」
人生においてそういった場面に直面した時、自分にとっての正解、周囲の人間にとっての正解をそれぞれ瞬時に俯瞰して考えられる経験を持つためにも、やはり読書というのはそういった選択肢を持つのに最適なツールの一つだと改めて実感しました。
色々なジャンルのものを網羅し、頼りない今の自分から、皆に頼られる存在になれるよう
日々精進していくことが大事だと気づかされました。
そんな当たり前のことに気づかせてくれた人間の歴史とそれが記してある本に感謝です!
事業統括本部 白栁瑛人