私たち夫婦の初詣は、毎年大阪市住吉区にある住吉大社と決めています。
初詣参拝者数は大阪一、全国的に見ても10本の指には入る有名な神社です。
私は前のビルメンテナンス会社で南海電鉄本線の各駅日常清掃を管理していました。住吉大社の最寄り駅、南海「住吉大社駅」もその一つで、当然のことながら住吉大社、とりわけ境内にある3か所のトイレも日常清掃の対象でした。毎年大晦日から新年1月5日くらいまで多くの参拝客で賑わうので、クリーンスタッフが一つのトイレに一人張り付いて美観維持やトイレットペーパーの補充に努めていました。特に大晦日から元旦にかけては当然のことながら夜通しで対応するため、寒いやら忙しいやらで、私やスタッフも大変でした。
そんな縁もあり、住吉大社への初詣は夫婦の恒例の行事となり、正月三が日は混雑するので10日前後に参拝するようにしています。
今年数え年62歳の妻は後厄となり、5,000円を支払い、本殿で厄払いの祈祷を受けました。私の40過ぎの厄年では健康上は何ともなかったのですが、親父が亡くなり、当時勤務していた会社が倒産し、離婚するという3つの禍が降りかかりました(厄払いをしていなかったのが悔やまれます)。
妻は厄払いを受けていたにもかかわらず、初詣から間もなくスーパーの屋上でカート止めの障害物にけつまづき、顎と腕を負傷しました。妻はすぐそのスーパーにクレームをつけたようで、治療費は全額返ってきましたが慰謝料まではもらえなかったようです。
住吉大社で厄払いをしたのに5,000円損したとか妻はぶつぶつ言っていましたが、大難が小難になったんだと私は感謝の思いでいっぱいです。
「住吉さん、おおきに」

建物総合事業本部 大阪支店 Y.M