スキーよ! 今までありがとう

 私の遊びは キャンプ・スキー・海水浴・親族との旅行・原付二種の旅です。

 キャンプは2003年から、スキーは2007年から、海水浴は2015年から、親族との旅行は2016年から、原付二種の旅は2020年からと順次増えており、年中行事として毎年実行しようと決め、スケジュール調整をしております。

そのうち スキーついては、高校生の時 友人に誘われはじめて経験をいたしました。高校は芦屋市内に通っておりましたので、友人は皆 スキー経験者で、当の私は神戸市内からの越境入学者のため(生活レベルの差が顕著で)、スキーの経験などはまったく無く スキー板もウエアーも持っておりません。そこで、友人から阪急芦屋川駅の山の手に住む他校の友人を紹介してもらい、スキー用品を一式借用しスキーに出かけました、スキー場では、スキーを履いて起き上がる練習から始まり ボーゲンによる滑走練習を友人から手ほどきを受け、高校3年間で何とか パラレルクリスチャニアらしき滑走ができるようになりました。

また、大学時代には 大学が白馬にセミナーハウスを開設していたため、友人達とスキーゼミ?を毎年実施しておりました。当時もスキー板もウエアーも持っておらず、バイト代と母親からカンパしてもらった購入資金で、当時 梅田にあった「アルペン」まで 買いに行ったのですが、友人から「オレのんやるから、飲みにいこ!」と言うことで、東通り商店街の飲み屋で、購入資金は全て消えてしまいました。さて、スキー場では、ゲレンデに着けば いの一番でレストハウスで酒盛り、セミナーハウスに戻っては酒盛り との状況でした。

社会人では、1年後輩が入社してから またスキーを再開し、1回目は赤倉で、2回目から格安で北海道スキーが出来ると言うことで ニセコに行くようになりました。スキー場でのスケジュールは、朝食時に乾杯をして 各々滑走し、また 昼食時にレストハウスで 落ち合いまた乾杯と言うモノで、後輩が退職するまで、4年間実施しました。さすがにウエアーは自分で購入しましたが、スキー板は後輩からのいただいきモノでした。

自分でスキー道具も買わず、酒盛りばかりしていて、スキーが上手くなることは決してありませんでした。

(しかし、スキー場で飲むお酒は格別においしく(うまく)感じておりました。)

2007年、子供たちが小学生の頃、家内が「たまには子供達をスキーにでもつれたてったらへん? 子供料金でいけるし!」との提案で、格安のうえ 会社・顧客から要請があっても即対応出来ない、ニセコスキーを再開いたしました。

初めての家族皆でのスキーでは、私は子供達にスキーを教えるだけの技量がないため 家族4人でスクールを受講しましたが、1時間もしないうちに インストラクターから「お父さんはもうイイです。今まで通りのご自分のスタイルで滑ってください!」と、退学宣言をお受けしました。

また、遠方の理由として北海道を選んだのですが、一度、岐阜の顧客からクレームの連絡がありましたが「今、北海道のため・・」と言うことで、対応に猶予をいただいたこともありました。(今の時代は 当然のことですが。)

私が関東で勝手単身赴任を開始し、家族を神戸に帰す2011年までの毎年 ニセコに出向きスキーに興じておりました。当時のニセコスキーは 交通費(飛行機+現地バス)、宿泊2 泊3日(朝・夕食含む)、リフト券付きで 5~6万円/人 程度の費用でした。

ところが、2015年の娘の大学決まり、久しぶりにスキーでもと思い立ち、家族は大阪から 私は羽田からのニセコスキーツアーを企画し 実行しますが、費用は10万円/人と高騰しております。これが家族皆でスキーが出来る最後の機会と思い大奮発してスキーに出かけました。

ニセコの町は 普通の酒屋が洒落たリカーショップに変わり、みやげもん屋がギフトショップ・レストランに、少しあった食堂がカフェバーに変貌しておりました。また、外国人客が非常に多く、民家も少しあったと思うのですが外国人向けのマンションや宿泊施設に変わっておりました。

2017年から、私が神戸に戻り(エイトにお世話になる)また家族と暮らすようになったため、スキーの再開を家内の助言により行うことに決めましたが、ニセコはもうすでに2泊3日で10万円/人 以上の費用がかかります。そこで、家内が提案してくれたのが 夕張「マウントレースイスキー場」で 2泊3日(朝・夕食含む)、リフト券付き 5万円/人 程度で 千歳空港からバスで1時間程度の距離のため、たっぷり3日間のスキーが楽しめます。

 駅(空港)近で 雪質は北海道のパウダースノー なんと言っても 6年前の費用と変わらず格安です。少しブランクがありましたが、1日目でブランクを埋め戻し、2日目にはなんとか従来の滑走をし、3日目には「去年よりエエんチャウ!」と上達を感じるスキーを行ってきました。

が・・! コロナのため2019年を最後に スキー場は休業! してしまいました。

コロナ自粛時の2021年に やっと 突然の息子の誘いで 県内の「ハチ北スキー場」へ出向くこととなり、久しぶりのスキーを楽しもうとしますが 雪質が北海道と異なり なかなかうまく滑走ができません。

2022年には、新雪に突っ込み 太刀打ち出来ず。

2023年は、家内が腰痛のため断念。

2024年は、雪が降らずで断念。

2025年は、なぜかスキー場で「雨」

滑走をやめようかと思いましたが、スキーレンタルの「マック」さんが半日価格で板を貸すョ(4000円が3000円)と言ってくれたので、仕方なく(「まぁ~滑って見るか?」と)実行するが、ゲレンデはシャーベット状態で、

エッジも効かず 今年は どうしようもないほど「ド!下手」丸出しの滑走でした。

やはり、寄る年波 脚力の衰えが原因か???(いや!もともと下手やん!)

家内も思うように滑走出来ず!

帰路の車中で 家内は「もう!スキーはパウダースノーでなければ 無理!!」と発言する。

私自身も帰路の運転もかなりつらく、「もぅ~若くないさと 君に言い訳したネ♪」と、言える状態ではありませんでした。

と!言うことで!

「スキーさん・スキーさん 私どもを楽しましてくださいました。」

「ありがとうございます! でも 今年でもう無理です。」

「また、生まれ変わったら頑張るネ!(スノボかも知らんけど?)」

建物総合事業本部 大阪支店 田中 裕士