心のゆとりも持てず、ただただがむしゃらに働いていた前職から、エイトにお世話になって早9年目を迎えようとしております。
「人間らしい生活をさせていただき ありがとうございます。」
「また この度は「結婚記念日休暇」をいただき 感謝申し上げます。」
エイトの福利厚生の一環 『結婚記念日休暇』の特別休暇の存在は 家内にも浸透してきており、毎年「結婚記念日はどないするん?」との問いが定常化してきているのが現状です。私自身も家内との大事な語らいの日として 何かイベントを考えなければならない年中行事のひとつと考えております。
いつもなら、いやがおうでも 会話せざる得ない状況となる「キャンプ」「旅行」「外食(特に「奈良ホテルのビアテラス」は最高でした。)」等の選択肢なのですが、今年はなんと言っても「2025年 大阪・関西万博」の年です。以前から 入場券をいただいており 一度は行かなければならないと考えておりましたが なかなか万博に行く計画を立てることが出来ず、行く機会を逃しておりました。そのため 「万博に行ってみる?」と家内に問いかけると「そぉヤネ・・・」との返答です。
なぜかと言いますと、今回の万博は、会場への入場・パビリオンへの入館も 全てがスマホでのインターネット事前予約が必要で、私も家内も このうえなく面倒な作業だと考えていたからです。
実際に、6月5日の万博会場に入場予約を試みると、まずは万博アプリをインストールし、入場希望日と入場希望時間を入力するが なかなか開場時間午前9時の予約がとれず四苦八苦し、やっと2時間を費やし 午前10時の入場予約が取れました。
それから、パビリオンの入館予約の申し込みです。これも 非常に分かりづらいため 家内にまかせ4時間かけたらしいのですが たった2つのパビリオンのみしか予約できなかったそうです。結局、入場7日前抽選で その2つのパビリオン入館予約も落選し、「もう 万博会場に行くだけ行って、雰囲気だけでも楽しもう。それでよし。」との 諦めモードとなってしまい、楽しみも半減したまま当日を迎えるものでした。
私ども年寄りで スマホ・インターネットが苦手な者には、今回の入場・入館の予約登録制度は非常に好ましくないものと感じました。
6月5日万博会場にて、当日のパビリオンの予約も試みましたが これもまたスマホ画面操作が難しく登録することが出来ませんでした。結局 予約なしで入場出来るパビリオンにならび見学させていただくものとなってしまいました。
しかし、万博会場では、am10時~pm9時30分の間「フランス」「コモンズA」「トルコ」「スペイン」「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」「宴-UTAGE」「よしもとwaraii myraii館」「ルクセンブルグ」「サウジアラビア」「オーストラリア」「インドネシア」の11パビリオンの見学と、大屋根リングの上階からみるドローンショーを楽しませていただきました。


今回の「2025年 大阪・関西万博」のテーマは【いのち輝く未来社会のデザイン】で、目指すものとしては
「持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献」というものらしいです。
とりわけ、興味深かったパビリオンとしては、「サウジアラビア」のパビリオンで、伝統的なアラビア語書道、神話的な歌とプロジェクションマッピング、紅海保全のために3Dプリンターで作成した珊瑚の設営の取り組み 等 素晴らしい紹介をしていただきました。

また、各パビリオンの入場のため 長蛇の列でならんで待つ時間には、お互いまだ知り合っていない小学校6年生で訪れた EXPO’70大阪万博(テーマ:人類の進歩と調和)で 同じようにパビリオン入場のためにならんでいたことや、その時印象に残ったパビリオンの話や、また当時会場ではじめていただいた「アメリカンドック」が衝撃的においしかったこと等 昔話に花を咲かせる事が出来ました。また、開催される万博のテーマの違いにより 各パビリオンの展示が 前回のものと、今回のものが大きく異なることも話題となりました。
何もせず、ただただ入場を待つ長時間も、いろいろな話ができ なかなかよいものだと感じました。
2025年 大阪・関西万博様
予約なしで入れるパビリオンをご用意していただいた事
長蛇の列で私どもに夫婦の会話の時間をあたえていただいた事に
御礼申し上げます。
建物総合事業本部 大阪支店 田中 裕士