次男の土地購入(その2)

次男夫婦の希望する土地が見つかり、家を建てることができるようになったと、前回の

ブログでお話しました。

重要事項説明書や契約書の読み込み等、土地取引に関してはできるだけ協力するけど、

次男の好きな間取りが実現できるように、気に入った業者を選んで建てれば良いと思って、

上物に関してはあまり口を出さないようにしていました。

ところが、ここで一つ問題が浮上したのです。

普通なら土地を紹介してくれたビルダーに上物もお願いすると思います。

次男もそのつもりでいましたが、会社の規模があまりにも小さくて、住宅性能保証登録

事業者でもないので、建築中やその後を託すには不安、それに営業マンのフットワーク

は抜群だけど、口頭ベースのやり取りが多く、あまり書面を残そうとしないのはどうか

と思うと、次男から打ち明けられました。

土地を紹介してくれた業者と話し合ったけれど、最終的にどうしても納得がいかない

結果になったので、土地の取引だけの付き合いにしてもらうしかないとのことでした。

融資条件付きの土地契約だから、建築業者を決めて融資の確約をもらわないとせっかくの

話が前に進みません。

万が一のことを考えて、土地を紹介してくれた会社に建築の断りを入れるのは引き延ばし

ておいて、次男に他のハウスメーカーやビルダーを当たらせました。

提案してくる間取りがもう一つだったり、良いなと思っても総額が予算オーバーしたり、

なかなか決めづらい状況が1か月ほど続きました。

そんな折、ふと名古屋にいる私の知人がビルダーのコンサルティングを行っていること

を思い出し、次男のことを話してみたら、知人がコンサルしているビルダーを紹介し

てくれることになりました。

知人から紹介を受けたビルダーに、次男の予算をできる限り抑えてもらえないかと申し

入れたところ、竣工後1か月間ほどモデルハウスオーナーになってくれるのであれば、

宣伝広告にもなるし、原価プラス経費のみで請け負いますと提案してくれました。

すごくありがたい申し出ですが、建築会社を決めるのは次男ですし、無理強いをする

つもりもありません。 選択肢の一つとして次男に連絡してあげたところ、とんとん

拍子に話が進み、次男の予算内に収めてくれる目途がついたので、建築を依頼すると

ともに、土地の決済を6月のうちに無事済ませることが出来ました。 

持つべきものは人脈ですね。知人には感謝しかありません。

7月には地鎮祭にも参加できましたし、あとは年末の竣工を楽しみにしているところ

です。

建物総合事業本部 大阪支店

中本 知邦