しまなみ海道 原付旅

やっと実現できた~!!

ずっと夢見ていた[しまなみ海道 原付旅]が実現できました。

この旅は、15年前から憧れていた旅です。

しまなみ海道は、本州から四国まで六つの島を7橋で結ぶ道です、各々島内は一般道を通ります。

各島には名所旧跡もあり観光には絶好です、しかし何といっても橋を渡るときに見える瀬戸内海に浮かぶ島々の景色が最高に素晴らしいところです。

当時は広島に勤務し朝から晩まで、土日祝も含めあわただしく生活をしていた時、最低月に2回はこのしまなみ海道を行き来しておりました。橋梁上は駐停車禁止のため雄大な景色を堪能出来るすべはなく、運転中の車中から眺める程度でしたが、仕事から離れて感動が出来るひとときでした。

橋を渡るときこの側道をふと見ると、自転車や歩行者が通行しているのが見えました。事務所に戻り早速インターネットで調べて見ると、しまなみ海道を結ぶ橋は生活道路で自転車・歩行者と125CC以下の原付までが通行可能とのいうことがわかりました。

その時から、いつかは家内と一度ゆっくりと「しまなみ海道 原付旅」をしたいと考えておりました。

その夢の旅がこの度の旅行です。

この計画は、5年がかりの計画で実現したものです。

まず、諸所もろもろの問題が発生します、

・練習あるのみ、ひたすら乗るべし。

・消費税増税、8.0% ⇒ 10.0% の時「エイ、ヤー」で購入。

・なるべく、近場の用事はこれを使用し無駄にならないよう心がける。

・コバンザメの術でフェリーを使えば走行距離が少なくなる。

・高校時代の同級生に、「え~で!えーで!しまなみは!」と共感させ原付二種の購入および同行を求める。

以上の如く解決させ決行させていただきました。

「いざ出発!」です。

大阪から四国にはフェリ-で渡ります。フェリーは「オレンジフェリー」でかなり豪華な船です。食堂では出港後30分までは食事・酒類も提供しており、また展望風呂は航行中いつでも入ることが出来ます、窓からは陸側のまちの明かりが眺められ、のんびり贅沢なクルーズ気分をおおいに満喫させて頂きました。

翌朝四国到着、いよいよ旅が開始です。 

やはり以前車中から見たものと、風を感じのんびりと走る原付旅で見る景色とはあきらかに違うものです。

「素晴らしい!!ええで!ええで!!」

海面の色はただの一色ではなく、微妙に濃淡がありその模様の美しさは言い難いものです。

海に浮かぶ島々も原生する木々の種類により風貌が異なり、海面の色を引き立たせています。また、場所によっては島々を結ぶ橋が近代的な姿で雄大に現われる様は感動させられるものでした。

しまなみ海道の各々の橋の上から、また各島々の展望台等から景色を眺め、各所の趣に感嘆させられました。

その後本州に渡り、坂本竜馬で有名な鞆の浦、尾道の代表的なお寺千光寺・尾道水道等の観光をさせて頂きました。

            

さてこれからが、「しまなみ海道 原付旅」復路の旅です。尾道の渡船からスタートし各島々の海岸線を走り入江や湾をめぐる旅としました。

小さな漁港は住民の生活を感じさせるものであり、また、海に浮かぶ島全体をお城とした雄大な能島城跡は歴史を知らしめるものでした。

しまなみ海道を十分に満喫したのち松山に向かい、翌日は松山城、ギヤマン美術館、石手寺等の観光をたのしみ、帰路のフェリーでは、またクルージング気分を満喫させて頂きました。

ただ、今回の原付旅で一つだけ残念なことは、道後温泉が令和6年12月までの予定で改修工事が行われており、部分営業であったため入湯を断念したことです。

 

しかしこのことが、

3年後にもう一度原付旅を実施するぞ!との目標になり、

お互い元気でおれるよう頑張ろうと、夫婦の誓いともなりました。

この度、自身の長年の夢であった「しまなみ海道 原付旅」の実現のため、

長期のお休みをご許可いただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。

ありがとうございました。

建物総合事業本部 大阪支店 田中 裕士